最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 神々の過保護度と独占欲が高まるのが、分かる気がした。

「おかげで宿題、大体終わっちゃったよっ。」

「……流石ですね、先輩。」

 大体って……先輩が言ったら、ほとんど終わったって聞こえるんだけど……。

 元々先輩の能力が高いのは知っていたけど、まさかここまでとは。

 通りで、魔族を蹴散らしてテスト上位に食い込めるんだ。

「でも、皐月君も凄かったよ! ワークも基礎ができてるからもう少しすれば終わっちゃうし、飲み込みもとっても早いし。それに、めいちゃんから聞いたんだけど手先も器用なんだねっ。」

「あー……まぁ、昔から手先だけは良かったので……。」

 逆に、それくらいしか取り柄がなかった。

 勉強も運動もいまいちだった僕は、手先の器用さだけが取り柄だった。

 だからそこを伸ばしていきたかったけど、高貴なる魔族は何でも卒なくこなさなければいけなくて。

 父さんの言いつけで、死ぬ気で勉強も運動もした。

 そのおかげである程度は伸びたけど、突飛するほどじゃなかった。

 人形遣いとしても父さんたちに比べたらまだまだ未熟で、言うなれば未だ幼い子供だ。