最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「ここがよく分からなくて……」

「ええっと……確かにここは分かりにくいよね。私も躓いたなぁ、この辺り。」

「えっ、先輩もですか?」

 先輩もここ、難しいって思ってくれたのかな……。

 そう思うだけで何だか、共通点を見つけた気になれて嬉しかった。

 ……でも、次の先輩の言葉でそうとは言えなくなる。

「うん。私もこの辺りはね、大体中一で勉強してたんだけど全く分からなくて。あの頃は参考書とかいろんな教材開いて、何とか解いてたなぁ……あはは。」

 前言撤回。やっぱり先輩は凄かった。

 このレベルを中一で……嘘だろ、と言いたくなるけどきっと嘘ではないんだろう。先輩なら本当にあり得る。

 先輩は一体、どんな勉強方法で学んだんだろう。

 それが正直気になりすぎるけど、これ以上聞いてしまうと勉強から脱線してしまいそうだったから諦めた。



「先輩、家庭教師とかになれますよ。教えるの上手すぎです。」

「そ、そうかな? 元々勉強教えるのは好きだったから、そう言ってもらえるのは嬉しいっ。」