最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 先輩の、僕のイメージを下げるわけにもいかないし……。

 今は我慢して、後でめいっぱい話そう。

「……これ、どうやって解くんだ。」

 だけどまさか、こんな急に躓くとか思ってなかった。

 理科の計算……これ、苦手なんだよな……。

 隣の奴に頼むにしても、こいつは俺より馬鹿だからダメだ。

 とすると、先輩に頼るしかない。

 でも今先輩は、あいつら二人に教えてるし……自分でどうにか解いてみるしかない、か。

 もう一度シャーペンを握り直し、少し考えてみる。

 教科書も手に取って見てみたけど……全くと言っていいほど、分からなかった。

 マジでこれどうやって解くんだよ……。

 そう、途方に暮れていた時だった。

「皐月君、そこ難しい?」

「……はい、お恥ずかしながら。」

 そうこうしている内に先輩はあの二人に教え終わったらしく、僕の目の前に来て目線を合わせてくれた。

 恥ずいな……先輩には何でもできる男だって思われたかったのに……。

 だけど分からない事に変わりはなく、僕は教えてもらう事にした。