最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「ほんとだ……元宮様、ありがとうございます!」

「私のこと、神菜って呼んでほしいな。様とかもなしにして……ダメ、かな。」

「え、あたしなんかが元宮様を下の名前で……!? ……い、良いんですか!?」

「うんっ。むしろそっちのほうが親しみやすいし……」

「それじゃ神菜さんって呼ばせてもらいますね!」

「あっ、あたしも呼びたいです!」

 ……女子同士で何やら盛り上がっている。

 席が隣だから仕方ないけど、先輩を取られたようで気に入らない。

 それが隣の奴にも分かったのか、気持ち悪いぐらいニヤニヤして僕を見た。

「皐月ー、妬いてんの? 神菜先輩取られたーって。」

「うるさい。」

「否定しないって事はやっぱ妬いてんじゃん。」

 めんど……。

 そういえばこいつは、人の恋愛どうこうに興味津々な奴だったな……。

 今思えば、僕はどうしてここまで性格が面倒なこいつと一緒に居られているのかがさっぱり分からない。

 ……まぁ、今はそれはどうでもいいか。

 正直先輩取られたのは嫌だけど、ここで駄々をこねるわけにもいかない。