最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 こいつら、いつまで先輩に見惚れてる気だよ……。

 まぁ、こいつらの気持ちは分からなくもない。というか、痛いほど分かる。

 先輩は可愛いし優しいし、魔術師としても完璧な人だから……男女問わず惚れるのは間違いない。

 だけどいつまでも、こいつらを呆けさせるわけにはいかない。

「お前ら、ワーク全然手つけてないだろ。そんなんじゃ終わらないと思うけど。」

「うっ……皐月は相変わらず痛いところを突くのが上手いなぁ。」

「事実。」

「うん、何も言い返せないわ。」

 言い返せないんだったら言うなよな……口よりさっさと手を動かせ。

 そう言いたくなるのをぐっと我慢し、僕もワークに手をつける。

 ワークは五教科だけど、実技として四教科もあるから先にワークを終わらせておいたほうが良い。

 一息吐いてから、シャーペンを握り直す。

「ここ分かんねー!」

 ……けど多分、僕が宿題できるのはもう少し先だろう。



「ええっとね、この式は……この方程式を使って解いたら、簡単に解けるよ。」