最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 新さんは私の返事を聞いて優しく微笑んで、頭を撫でて部屋を出て行った。

 どうしたんだろう、何か用事かな?

 と一瞬思ったけど、すぐ戻ってくるって言ってたし……うーん。

 でも悩んでても仕方がないから、私は新さんの部屋をきょろきょろと見回していた。

 相変わらず、おしゃれなお部屋だなぁ……。

 モノトーン調のシックな感じのお部屋で、私のお部屋と同じような構成のはずなのに違う構成の部屋に見えてしまう。

 家具も小物もシンプルで、どこか落ち着いた雰囲気を醸し出してもいる。

 だから新さんと居て落ち着くのかもしれないなぁ。

 なんてぼんやり考えていたら、近くの扉が開いて新さんが戻ってきた。

 その手には、白い箱みたいなものがあった。

 もしかして新さん、あの箱を取りに行ったのかな?

「悪いな。待たせたか?」

「いえっ、全然大丈夫ですっ!」

 むしろ早くて、びっくりしたくらい。

 本当に新さんはやる事成す事がスマートで、憧れの対象でもある。

 そんな新さんは再び私の隣に座り、まっすぐな瞳で私を見つめてきた。