最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「うぅ~ん、眠い……。」

「世妖さんは止めてください! 寝ないでください! 戦争が起こっちゃいます!」

 ……生徒会兼Fortのメンバーは、僕に対して物凄く怒っているらしい。

 都真は止めてくれているけど、いつ暴れだしてもおかしくないこの状況。

 こんな状況を神菜が見たら、きっと引くだろうな……あはは。

 なんて悠長に考えてる時間は、僕にはないらしい。

「みんな、ちょっと落ち着こう? ね?」

「問答無用! みんな、全力で空衣を潰すんだ!」

 来栖の言葉でほとんどのみんなが、全力の魔術をぶつけてくる。

 ここ、Anarchy室だよ? 神々にバレたら殺されるよ?

 と言いたいけど、今はみんな聞く耳を持ってくれないらしい。

 十人から攻撃受けたら、流石の僕でも持たないってっ……!

 というか僕、悪気があったわけじゃないのに……!

「僕だってあのエッセンスが魔力薬だと思わなかったんだ! だからみんな、ちょっと話を聞いて……!」

「言い訳言うな! 大体の奴はそう言って逃げようとすんだよ!」