最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 だけど今は怒り補正で1.5倍……いや、3倍近く力が大きくなっている。

 それだけなら、まだ良かった。

「お前、天界族で良かったな。死んでもすぐ生き返れるもんな。」

「神菜に何してんの……! 感謝し……んんっ、生きてる事を後悔させてやる!」

 わぁ……物騒。

 Anarchyの奴らは完全に僕を“敵”とみなしている。元からかもしれないけど。

「元宮先輩に何してるんですか。めい、全力で潰すよ。」

「ふふっ、りょーかい!」

「あはは……空衣、ご愁傷様。」

 Zenithに関しては来栖が怒り心頭だから、幹部も苛立っている。

 唯一と言っても過言じゃないストッパー係の仁宇屋も、少しは怒りがあるのか止める気はさらさらないらしい。

 そして、何より……。

「天さん、一体何をなされているんですか? 何、死ぬの? 死にたいんですか? まぁ、神菜をあんな可愛い格好にしてくれたのは感謝しますが、それとこれとは話が違うので。」

「創さん、ちょっと落ち着いてくださ……」

「今は創に同意。……それ相応の罰は受けてもらわないとね。」

「夕弥さんまでっ!?」