最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 景色を見ていた視線も落とし、言いようのない不安に駆られる。

 でも新さんは優しいから、そんな私にすぐ気付いてくれて。

「どうした、神菜。」

「……少しだけ、不安になっちゃって。私、本当に新さんのお家にお邪魔しても良いのかなって。」

 こんな事言ったって、きっと困らせるだけ。

 そう分かっていたけど、行ってしまったものは取り消しが利かない。

 新さんは私の不安を消し去るように、優しく抱きしめてくれた。

「神菜が不安になる必要ない。俺は神菜だから、家に来てほしいと思ったし……俺の両親に会ってほしいと思って、こんな提案をしたんだ。言うのが遅くなってしまって、すまない。」

 薄々、気付いてはいた。

 お家にお邪魔するって事は、ご両親に挨拶する事なんだろうって。

 そう気付いていたのに、わざわざ新さんに言わせて謝らさせてしまった。

 違う、新さんに謝ってほしいわけじゃなくてっ……。

「変な事言っちゃって、ごめんなさいっ……。さっき言った事は嘘じゃないんですけど、本当はただ、緊張しちゃってるだけで……。好きな人のお家に行くって事が、すっごく緊張しちゃってて……。」