最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 だけれど……神菜の為を想うなら、言っておくに越した事はない。

 俺だって、今回のはさせてやりたい。

 何せ、“あの人”たちからの願いだからな。叶えないわけにはいかない。

「それなら良かった。」

「2週間後がどうかしたんですか? 何か用事、とか……ですか?」

「まぁ、用事って言えばそうだな。」

 不思議そうにしている神菜が、これから言う事にどう思うかは分からない。

 だがきっと、大丈夫だ。神菜だから。

 他でもない俺が言うんだから、間違いはない。

 かつてこんなに緊張しただろうか、と思うほど取り乱しそうになる。

 けれど神菜の前だと思い自分に喝を入れ、俺はこう伝えた。

「その日から3日、俺の実家に来てくれないか?」

「え? 新さん、の……?」

「あぁ。……会わせたい人が居るんだ。」

 絶対に、会わせてやりたい。

 神菜を見つめて、しっかりした言葉で伝える。

 すると神菜は、流石に不思議そうにはしていたが、こくんと首を縦に振ってくれた。

「分かりました。準備しておきますねっ。」