最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 泣いてる事がバレないように、一生懸命に。

 新さんが来るまでに、いつもの笑顔で迎えなきゃ。

 ……そう考えた時だった。

 ピンポーン、と一つのインターホン

 え……? もしかして、もう来てくれたの……?

 だってさっき電話したばかりで……さっき、来てくれるって話したばかりなのに……。

 まさかと思いながら自分を奮い立たせ、玄関に近付いて扉を開けた。

 途端、新さんの落ち着く香りが頬を掠めた。

「あらた、さ……」

「……悪かった、一緒に居てやれてなくて。寂しい思いをさせてしまって、すまない……っ。」

「っ……。」

 あぁ、やっぱり私、新さんのことすっごく好きだ。大好きだ。

 ぎゅうっと、強く強く抱きしめられてくれる新さん。

 仕事帰りだからか、大人っぽいスーツに身を包んでいていつもよりもかっこよく見える。

 ……ううん、新さんはいつだってかっこいい。

 あんまり会えてなかったから、きっともっとかっこよく見えているんだ……っ。

「あのっ、ごめん、なさい……っ。私のわがままで、帰ってきてもらってしまって……。」