最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 政府に居た頃はずっと一人だったから、最初は寂しくてずっと泣いていたけど。

 一年も過ぎればいつの間にか慣れていて、寂しいとか悲しいとか……あんまり思わなくなっていた。

 もちろんお母さんとお父さんのことは心配だったし、鈴香さんが定期的にカウンセリングしてくれていたから、廃人と化するまではいかなかった。

 でも、新さんが私をいろんな事から救ってくれた。

 それにめいっぱい、抱えきれないくらいの愛を貰っている。

 ……だから今、寂しくて寂しくてどうしようもなくなっていた。

 なんとか気を紛らわせようと読書したり宿題の最終確認をしたけど、なかなか集中できず。

 気付けばスマホを持って、新さんとのトーク画面を開いていた。

 新さん、会いたいです……っ。

 多分今会ったら、抱きしめられたら、一日は離したくない。

 そう思うまでに気持ちは沈んでいて、沈みすぎて息苦しかった。

「……ダメ、だ。」

 でも、ギリギリで思いとどまる。

 今連絡したら、きっと邪魔になってしまう。それだけは流石に……避けたい。