最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 風羽さんにとっては苦しいものだと思うけど……それでも風羽さんは、笑ってくれる。

「ありがとう、はっきり言ってくれて。神菜の律儀なそういうところも、好きで仕方がない。……って言われても、困るよね。」

 あはは、と苦笑いした風羽さん。

 だけどもその後、ふっと真剣な表情で私を見据えた。

「僕はね、神菜が嬉しそうに笑っていてくれるだけで満たされるんだ。だけど僕は、まだまだ自分をコントロールできそうにないからさ……これだけは、言わせて。」

 その声色はやっぱり苦しそうで、聞いていて悲しくなってくる。

 そんな風羽さんはふわりと笑って、花が咲くような儚い表情を浮かべた。

 ……今にも、脆く壊れてしまいそうな。

「神菜が神々のものだとしても、僕は絶対諦めないから。」

「あきらめ……ない。」

「うん。分かってるけど、頭ではダメだって理解はしているけど……諦めきれない。神菜が傍に居てくれたらって、時々思っちゃって……希望だけは、持たせてほしい。」

 ……風羽さんは、そこまで私のことを好きでいてくれてるんだ。