最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 優しい、けれど切なくなるような声色でそう言われる。

 だからぎゅっと、胸が苦しくなった。

 私はずっと、風羽さんに好かれていたんだ……。

 だけどそれに気付かずに、私はっ……。

「本当に、ごめんなさい。私、何にも気付けなくて……」

「だから謝らなくていいって。僕は君が幸せなら、それでいいんだよ。」

「……っ。」

 風羽さんは優しい、優しすぎるよ。

 多分、私はずっと風羽さんにとって酷な事をしてしまっていた。

 もちろんそうだからと言って気持ちが変わるわけではないけど……申し訳なさと罪悪感が残る事には変わりない。

 風羽さんの気持ちを考えると、苦しい。

 それでも私は、答えられないから。

「……私、は……風羽さんのこと、お友達として大好きです。学生じゃなくなっても、仲良くしたいなって思ってます。でも、私の好きと風羽さんの好きは違うから……ごめん、なさい。」

 風羽さんは言わなくていいって言ってくれたけど、それはきっと失礼に当たる。

 曖昧な態度は、取りたくない。