最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 今さっきまで思っていた事を見透かされて、少し驚く。

 けどそれ以上に、驚いた。

「僕と神菜は来栖家からの依頼で、幼い頃だけじゃなくて一度正式に会っているんだよ。」

「……依頼、で……。」

 来栖から依頼を受けた事は覚えている。でも、風羽さんとは面識なんてないんだって思ってたのに……。

「ごめんなさいっ……私、その時の事は全然覚えてなくって……っ。」

「いいよ、謝らないで。神菜は本当に忙しかったんだから、そんな些細な事覚えてなくて当然だよ。」

 慌てて頭を下げるけど、風羽さんは笑って許してくれる。

 だから恐る恐る頭を上げると、風羽さんの視線が絡まった。

 女の子のようにくるくるしている瞳に囚われたような感じになり、すぐには動けなくなる。

 それでもはっと我に返って、こんな言葉を聞いた。

「僕はね、依頼で来てくれた神菜に恋したんだ。そこからずっと、今でも君に恋している。」

「っ……でも、私は……」

「大丈夫、分かってる。僕も無粋じゃないからね、言わなくていいよ。」