最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「はいっ! とっても可愛いメイドさんでしたよ。」

「そのメイド、今はどこに居るの?」

「えっと……お屋敷での仕事があるからっていって、帰っちゃいました。」

「そっか。……チノにも心配かけちゃったな。」

 チノ……多分、あのメイドさんだよね。

 風羽さんはお粥を完食した後、私にここまでの経緯を聞いてきた。

 合鍵を私も持っていなかったから、申し訳なさを感じながらも魔術で強引に鍵を開けさせてもらった。

 そう話をすると風羽さんは面白そうに笑っていて、怒られはしなかった。

 風羽さん、心が広いなっ……。

 改めてそう感じた。

「……風羽さん、本当に起きていても大丈夫なんですか? まだしんどそうですよ。」

 お粥の容器を下げて、もう一度尋ねてみる。

 すると風羽さんは曖昧に笑ってみせた。

「流石にまだしんどいけど、朝よりは全然マシだから大丈夫だよ。……それよりもさ、神菜に聞いてほしい事があるんだ。」

「私に?」

「うん。ちょっと真面目な話。」

 な、何だろう……。