最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「し、失礼しますっ……!」

 この声……もしか、して。

「かん、な……?」

「あっ、風羽さん起き上がっちゃダメですっ。そのまま寝ていてください……!」

「で、でも……」

「熱、出ていますよね? 悪化しちゃったら本当にダメなので、横になってください!」

 ……どうして、ここに神菜が居るんだろう。

 しかも、僕が熱だって知って……。

 まともに思考が回っていない僕は、それを考えるだけでも結構な体力を消費した。

「……っ、は……ぁっ……。」

 片手を額に持って行って、痛むところを押さえる。

 ヤバい……暑すぎて、どうすればいいか分からない……。

 こんな高熱が出るなんて初めてで、無性に自分がひどく弱い者のように感じた。

 ……待って、泣きそう、だ……っ。

「風羽さん、大丈夫……じゃないですよね。ごめんなさい、失礼します。」

 そう思った瞬間に、頭上から神菜の心配そうな声が届く。

 そしてその途端、ふわりと柔らかいタオルが当てられた。

「結構汗が出てる……あの、風羽さん、パジャマのボタン上2個だけ外す事ってできますか?」