「天さんは誰の実力も見誤らない人だから、その実力を認めて自分の力にする正直さがあると思ってます。だって天さんはいつ何時でも、努力を惜しまない人だから。」
「……それは、僕の綺麗な部分だけでしょ。実際の僕は、そんなに美しいものじゃない。」
「て、天さんがそう思っていても、少なくとも私はっ――」
「だから……!」
……どうして僕は、こうも素直に受け取れないんだろう。
神菜が嘘を吐くはずないのに、それなのに疑うだなんて……なんて馬鹿なんだろうか。
「“俺”は、この世の最底辺なんだよ。」
「っ……!」
息を呑んだ音が聞こえた。
多分、神菜は思ってなかったんだろう。俺がここまで渋っているのを。
だって、さ……考えてみなよ。
「俺はどうしようもなく汚らわしくて、卑屈で、綺麗だとは思えないほどの男だよ。そんな俺に、どうしてそう言ってくれるの? 神菜は馬鹿だよ、そういうところは。」
誉め言葉も素直に受け取れない、むしろ蔑ろにするような男。この男のどこを見て、あんな綺麗で尊い言葉が出てきたんだろう。
「……それは、僕の綺麗な部分だけでしょ。実際の僕は、そんなに美しいものじゃない。」
「て、天さんがそう思っていても、少なくとも私はっ――」
「だから……!」
……どうして僕は、こうも素直に受け取れないんだろう。
神菜が嘘を吐くはずないのに、それなのに疑うだなんて……なんて馬鹿なんだろうか。
「“俺”は、この世の最底辺なんだよ。」
「っ……!」
息を呑んだ音が聞こえた。
多分、神菜は思ってなかったんだろう。俺がここまで渋っているのを。
だって、さ……考えてみなよ。
「俺はどうしようもなく汚らわしくて、卑屈で、綺麗だとは思えないほどの男だよ。そんな俺に、どうしてそう言ってくれるの? 神菜は馬鹿だよ、そういうところは。」
誉め言葉も素直に受け取れない、むしろ蔑ろにするような男。この男のどこを見て、あんな綺麗で尊い言葉が出てきたんだろう。

