最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「あっ、その……わ、悪い意味で言ったわけじゃないんですっ! 本当にただ、そう思っただけで……。」

「ふーん、ちなみにどの辺でそう思ったの?」

 良いほうと悪いほう、どちらの正直も聞きたい。

 聞き手側は僕の言葉をどう受け止めているのか、それを知るいい機会だし。

 瞬時に思いついた僕は、すぐに口に出す。

「……えっと、ですね……。」

 言い出した当の本人は少し言い淀んだけど、丁寧に深呼吸し目を伏せた。

 綺麗な長い睫毛が、神菜の肌に美しい影を落とす。

「天さんは私の正体を知った時、何が何でも自分の思い通りにさせようとしてました。魔術を使う事も惜しまず、脅すように。それが悪い正直です。」

「あぁ。そりゃ、あの時はこっちだって必死だったし。神菜が居るんだって知ったら、誰だってあんな手を使うと思うけど。」

「それでも、私だって隠すのに必死だったんです。……それで、良い正直のほう、なんですが。」

 そんな変なところで区切り、閉じていた瞼を開く。

 直後、綺麗な瞳に僕を映した。