最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「しばらくはここに居よっか。緊張して、気張り詰めちゃってたでしょ?」

「そう、ですね。もう少しここに居ます。」

「なら僕は、神菜が落ち着くまで隣に居るよ。」

「ふふっ、ありがとうございますっ。」

 あぁもう……本当、可愛いなぁ。

 言動一つ一つ、何をとっても可愛いしか言葉が出てこない。

 ……だって、それくらい神菜は天使なんだから。

「そういえば、さ。」

「? どうしましたか、天さん。」

「いや。一つ、言い忘れてた事があったなって。」

 静かな二人きりの廊下。ここでなら、何だって言える。

 神菜に視線を動かし、ふっと微笑んだ。

「神菜、ドレス凄く似合ってる。可愛いよ。」

「可愛いだなんて……でも、そう言ってもらえるのは嬉しいですっ。実はこれ、新さんが見繕ってくれたもので……。」

 照れたように頬を染めながらも、微笑ましそうにドレスの裾を撫でる神菜。

 そこからは、僕の言葉を本気で捉えてくれてるようには感じなかった。

 きっとまた、お世辞か何かだと思ってるんだろう。神菜の考えそうな事くらい、容易に分かる。