最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 僕が神菜を助けて抱きしめたかった。それ以外に理由なんてない。

 逆に理由があるんだろうか。あるんなら教えてほしい。

「さっき、助けてくれてありがとうありがとうございました。ちょっと困っちゃってたので、天さんが声をかけてくれて良かったです。」

「神々はどこ行ったの? パーティー始まるまでは一緒に居たよね?」

 今は大人しく神菜を自分の腕の中から離し、ふぅっと息を吐く。

 そしてそういえば……と思い出し、そんな質問をした。

 神々は早々神菜の傍を離れない。何か用事でもあったんだろうか。

 なんてぼんやり考えていると、神菜がこう教えてくれた。

「新さんは来賓の方とお話しする事があるらしくて、今は別行動なんです。だからちょっと寂しくって……。」

 そう言った通り、少し悲しそうに視線を下げる。

 ふーん、そういう事か……だったら、別に文句も言われないか。

「神菜、僕と一緒に居ない? 神々が戻ってくるまでで、さっきみたいな面倒事もあっても困るしさ。」

「い、良いんですかっ? わ、私と居ても……」