最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 何だろう……そう思い、振り返った瞬間。

 猫、じゃらし……!

 世妖さんの手にはどこから取り出されたのか分からない猫じゃらしがあり、つい興味がそそられる。

 これはただの猫じゃらし、猫じゃらし……。

 ふわふわとしている毛玉に、何を翻弄されているんだろうか。

 普段ならこんなに猫じゃらしに反応しないのに……。

「ほれほれ。」

「世妖さん……あんまり動かさにゃいでください。取れにゃいです。」

「それ。」

「んにゃあっ……!」

 ダメだ、本能には逆らえない……。

 本物の猫ちゃんのように、猫じゃらしに手が出てしまう。

 ペしぺしと猫じゃらしを叩き、何故かその行動に私は満足している。

 ……私、いずれ猫になるんじゃないのかな。

 どうして猫化したのかは見当がつかないけど、そんな不安に駆られる。

 もし一生猫のままだったら……そ、それはいろいろと困るっ。

 だけど猫耳がついてるなんて、あんまりしない体験だから楽しんでるのも事実……。

「神菜、猫耳触っていいか? 本物かどうか見てみたい。」