最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 ……とりあえず、引き離すか。

 どす黒い気持ちが体の中を駆け巡って、またも舌打ちが零れ出る。

「ねぇ君ら、気安くこの子に触らないほうがいいと思うよ?」

「そ、空衣様……っ! え、えっとこれは……」

「何? 怯える暇があるんだったら、さっさと会場に戻りな。」

 神菜の腕と腰を引いて、自分のほうに持っていく。

 そして軽く、優しい力で抱きしめた。

「ほら、早く。君らだって、パーティー楽しみたいでしょ?」

「……で、ですが」

「神々はここまで優しくないよ。」

 そう伝えると、ようやく気付いたのかすぐに戻っていった。

 執着気質の奴はどんな輩でも面倒だね……創や僕も、だけどさ。

 あの男共が去っていったのを見送ってから、神菜に視線を落とす。

「神菜、あいつらに何にもされてない? 大丈夫だった?」

「だ、大丈夫です……で、でも、は、離してくれるとありがたいかも、です……。」

「……あぁ、ごめんね。咄嗟に手が出ちゃってたよ。」

 ごめんなんて、全然思ってない。咄嗟に、ってのも嘘。