最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 ……けど、見つけられない。

 おかしいな……この会場はあまり広くないはずだから、すぐに見つけられると思ってたんだけど。

 怪しむ事でもないと思いながらも、少し焦ってくる。

 神々が居るはずだから何もないとは思うけど、もし万が一の事があったら……。

 そう考えるだけで、恐ろしい。

「元宮様! 俺ずっと貴女様のファンでして……あの、良かったら一緒にパーティー楽しみませんか?」

「そうですよ……! 神々様が今いらっしゃらないのなら元宮様も危険ですし、一緒に居ましょう!」

「ふぇ? ……え、えっと……」

 綺麗で、ストンと落ちてくるソプラノの声。

 それは会場の外の廊下から聞こえてきていて、チッと舌打ちした。

 ナンパっぽいな……神菜、そういうの苦手そうだし行かないと。

 そんな使命感に駆られ、急いで会場から出る。

「わ、私と居ても楽しくないと思いますよ? 他にも可愛い人はたくさん居ますし、私じゃなくても……」

「いえ、元宮様が良いんです! ほら、行きましょ?」

「っ、わっ……!」