最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「はぁ……うるさいなぁ。分かってる、行けばいいんでしょ行けば。」

 ……天さんと夕弥さんって、仲悪かったっけ?

 少なくとも、友達には見えるんだけど……どうなんだろう?

 会話を聞いていると、言いたい事を遠慮なく言えているようだから仲が悪いって事は考えにくいけど……うーん。

「とりあえず僕、挨拶しなきゃなんないから一旦戻るね。また来るから、パーティー楽しんで。」

 天さんは軽く夕弥さんとお話してから、私たちにそう言って身をひるがえした。

 天さんもスーツ姿だから、その行動がとても様になっている。

 そんな背中を見送り、ぐるっともう一度会場内を見回してみた。

 やっぱり、どこを見ても綺麗だなぁ……外国に来たみたい。

 政府の魔術師として動いていた時もお屋敷に招待された事はあったけど、ここまで大きなものは初めてで萎縮してしまう。

「神菜、緊張するか?」

「……緊張って言うよりかは、そわそわしちゃいます。」

 常に何かをしていないと、落ち着けれそうにない。

 なんて、困りかけた瞬間の事だった。