最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 私だって、満更じゃないし……。

「二人とも、いらっしゃい。」

 頬を両手で抑えて熱を冷まそうと頑張っていたら、聞き慣れた特徴的な声が聞こえた。

 顔を見なくても誰か分かる……けど、ちゃんと視線を合わせなきゃ失礼だよね。

 だから両手を下ろし、体を声のしたほうへ動かしてみる。

 ……と同時に、予想通りの人物が飛び込んできた。

「天さん……!」

「うん、天さんだよ。神菜、凄い大きなリアクションしてくれるね。」

「……だ、だってあの……ど、どうしてもテンションが上がってしまうもので……あはは。」

 素直な気持ちを口に出して、苦笑いを零す。

 天さんはその言葉の何かが面白かったのか、ふっと笑って目を細めた。

「神菜らしいね。……神々も、今日は来てくれてありがとう。」

「それはこっちのセリフだ。今日は招いてくれて感謝する。」

「珍しいじゃん、神々が僕と言葉を交わしてくれるなんて。てっきり目の敵にして、見向きもしてくれないと思ったのに。」

「社交辞令くらい心得ている。変な勘違いをするな。」