最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 だけ、ど……本当の事、なのに。

「創さんは……私に幻想を抱いてるんだと、思います。私はそんな、言われるほどの大層な人間じゃ――」

「だったら何故、あなたの周りにはたくさんの頼もしい人たちが居るんですか?」

「……っ、そ、れは……」

「さっきも言いましたが、僕を含めあなたに助けられた人が居るんです。その人たちがAnarchyやZenith、そして生徒会のメンバーなんです! それを忘れないでください……っ。」

 ……息ができなかった。

 創さんが言ってくれた、通りだ……私の周りには、たくさんの信頼できる人が居る。

 信頼関係は、そう簡単には変わらない。

 どこかでそう理解しているからこそ、何も言えなくなった。

 ただ……はっきりと感じるのは、“感謝”だ。

「そ……っか。そうなんですね。私は誰かの助けになれている、って思っていいんですか?」

「もちろんです。そう思ってくれないと、こちらとしてももう一度説得する事になりますよ?」

 意地悪っぽく笑った創さんは、嬉しそうにしていた。