最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「そう、ですか。私、そんな人間だって見られてたんですね。」

 ……私は、創さんの言うような人間ではない。

 豊かなんかじゃ……ない。

 今でこそはそうなっているかもしれないけど、政府に居た頃なんかは上手く笑えた事なかった。

 創さんを騙しているようで、胸が痛む。

 けど嘘を吐いているようにも見えなくて、否定できなかった。

「……どうして神菜さんは、自分を卑下したがるんですか。」

「え……?」

「神菜さんは僕にとって、太陽のような輝かしい存在なのに。どうしてそんなに、自分を下げたがるんですか。」

 びっくりした。まさか、胸の内がバレているだなんて。

 そう言ってくれる創さんの眼差しは優しく柔らかく、けれどとても鋭い。

「……事実です。私には何もないんですから。」

「そんなわけないじゃないですか。あなたに救われた人が何人居ると思ってるんです? 数え切れないほど、なんですよ?」

「冗談はやめてください。」

「僕が冗談を言うとでも?」

 ……っ、そうだ。今の創さんが冗談を言うとは、到底考えられない。