最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 そう話す創さんの表情は、決して良いとは言えなかった。

 むしろ話していく度に曇っていき、影を作っていく。

 でも私は止めず、最後まで話を聞いた。

「だから僕は、どうにかしてあなたを手元におきたいと考え……その矢先に、ある書物を見つけたんです。それには、ある手順を踏めば望みが叶うだろう、というものでした。」

「創さんはそれを信じ、その通りにした……と。」

「僕だって……っ、まさかあんな事になるとは思ってなかったんですっ……! 僕は本当に、とんでもない事をしてしまったんです……。」

 それは既に分かっている。なのに再度訴えかけてくるって事は、それほど懸命なんだろう。

 創さんの頬に、汗が流れ落ちる。

 けどそれを介さず、創さんはぎゅっと拳を握った。

「神菜さんが浄化していたのは、その魔術を行う副作用のものでした。僕はそれすら利用し、あなたをどうにかして月魔城学園に呼んだんです。そうすればここにも来てくれるし、僕の望みが叶うので……一石二鳥だと、最低な事を思ってしまっていました。」