最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「神々さんはご一緒ではないのですか?」

 そういえば、神々の姿が見えない。

 てっきり僕のところに来るのなら、神々が同行していると思ったのに。

 神菜が許しても、神々は許してはいないだろう。

 それなのに、神菜が一人でいるとはどういう事なんだろうか。

「新さんは理事長とお話があるらしくて……一緒には来ているんですけど、今は別行動なんです。」

「あぁ、そうだったんですね。」

 安心したような、がっかりしたような。そんなよく分からない感情が苛む。

 神々が居ると分かっているなら安易に手出しできないから、自制はできる。

 けれどやはり神々は居るんだな、という落胆の気持ちもないわけではない。

 ……まぁ、こんな事思っていても、どうにもならないのは知っている。

 静かに思いを馳せていると、神菜がおもむろに「あっ!」と思い出したように声を上げた。

「ここに来た目的を忘れかけてました……! 今日、ここに来たのは……これを創さんに渡したかったからなんですっ!」

「え……これ、を?」