最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「あっ、創さん! お久しぶりですっ!」

 …………僕は疲れているのだろうか。

 どうして、ここに神菜が居る?

 いや、夢の可能性もある。なんなら、幻覚の可能性だって否定できない。

 けれど動揺を悟られないように、いつもの人当たりの良い笑顔を浮かべた。

「お久しぶりですね、神菜さん。」

 そう言いながら、神菜の向かいのソファに座る。

 目の前のローテーブルの上には、上品な香りを立たせた紅茶。

 カモミールだろうか、ふわりとすっきりとした甘さが漂ってくる。

「今日はどうされたんですか? 神菜さんから来てくださるなんて、珍しいじゃないですか。」

「確かにそうですねっ。私、あまり遠出しないので、創さんのお家調べるのに少しばかり手間取ったんです……。」

「まぁ、僕の家は目立たない場所にありますし。分からなくても仕方ないですよ。」

 逆に、よく分かったな……と思う。

 草薙の屋敷は人里離れた場所に位置しているし、魔術を使い結界を張っているから普通は分からないのに。

 それを含めて、改めて最強の魔術師様は恐ろしいなと感じた。