たくさんプレゼント、貰っちゃった……。

 私の隣にはたくさんの可愛らしい包装をされたプレゼントがあり、知らず知らずのうちに頬が緩む。

 ふふっ、嬉しいな……。

 こんなにプレゼントなんて貰った事がないから、申し訳なく思ってしまう。

 だけど……みんな、私の為に選んでくれたのかな、なんて。

 自意識過剰な事を考えて、恥ずかしくなった。

 何だかナルシストみたい……そんなつもりなんて、全くないけど……。

 そう思うと今度は苦笑いが零れそうになった。

 ……新さん、早く戻ってきてくれるといいな。

 スマホが鳴り、翔葉さんと一緒に出て行ってしまった新さん。

 ここにはみんながいるけど……やっぱり、新さんがいないと寂しい。

 少ししか離れていないのに、こんなに寂しくなっちゃうなんて……私って重たい女だったのかな。

 そんな自覚は全くないけど、ついついそんな考えへと至る。

 ……ううっ、あんまり考えすぎてもダメだよねっ!

 新さんがいなくてもまだもう少しなら大丈夫だし、心を落ち着かせなきゃ。