最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

【side明李】

 むぅ~、疾風の意地悪~。

 僕は売店で買ったジュースを飲みながら、むーっと頬を膨らませていた。

 ジェットコースターの時、何気に酷い事を言った疾風。僕は覚えてるんだからねっ!

 そりゃ、警戒されるのも無理はないと思ってる……けど、疾風だって僕と同類なんだから言えないじゃん。

 疾風本人にそう言えば、しらばっくれられたけど。

『俺は新さんに喧嘩を売るような真似はしないから。』

 僕だってそんな無謀な事しないよっ!

 新さんに勝てるとは到底思ってないし、神菜が望んでる事は壊したくない。

 自分にとって都合が悪いって分かってても、神菜を大事にしたいもん。

 僕はそれくらい、大好き。神菜の近くに居られるだけで満たされる。

「ねぇ明李君っ、今度はバイキングに乗ってみたい! 一緒に行こうっ?」

「うんっ。早く行こっか!」

 正直、ここまでトントンに進むとは思ってなかった。

 今回ここのチケットをくれたのは年の離れている兄さん。

 兄さんは結婚して子供もいる年齢で、家を出ていっている。