最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 前までは恥ずかしかったけど、今はすぐに言えるようになった。

 それでも毎回、新さんが一枚上手なのは知ってるけど……。

「か、ん、なーーっ!」

 あっ、みんな来たみたいっ……!

 遠くから明李君の元気いっぱいな声が飛んできて、視線を動かす。

「ごめんね、待たせちゃった?」

「ううん、大丈夫! 私たちもついさっき来たばかりだから。」

「そっかっ。それなら早速行こうっ!」

 思わず、「うん!」と返事をしそうになった。

 けど後ろから追いかけてきていた疾風君たちに気付いて、慌てて明李君を止めた。

「明李君、みんなをちょっと待ってからのほうが良いんじゃないかな? それに、翔葉さんも来てないみたいだし……。」

「そうだぞ明李! お前はしゃぎすぎなんだよ、こっちの身にもなれよ……はー。」

「元気なのは良い事だけど~、僕たちが追い付けないからね~。」

「う……ごめん。もうちょっとしてから行こうか。」

 疾風君と和向君は揃って困った表情を浮かべてしまっている。

 ようやくそれに気付いた明李君は、しゅんと肩を落とした。