最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 ……だから、咲空さんにはちゃんと休んでほしい。

 そこまで言うと、流石に諦めたのか息を吐いた咲空さん。

「ったく……お前は相変わらず、お人好しだな。」

 そして、一言呟いた。

 その言葉に棘はなく、何かを悟ったような口調だった。

 だけども体調が悪いから、頭がぐらぐらとしていた。

「咲空さん、一回横になりましょう……! そのままじゃ倒れちゃいます!」

「ん……そうだな。」

「……――ふぇっ?」

「悪いな、たまには癒しが必要なんだよ。」

 私の言葉で大人しく横になるのかな……と思った時、ぐいっと腕を引っ張られる。

 そのまま咲空さんの胸の中にダイブする形になり、ぎゅっと抱きしめられた。

「あ、あの……さ、咲空さんっ! この格好は、ちょっと……」

「うるせー。今は神々いねぇから、少しくらいいいだろ。」

 えぇっ、そういう問題じゃないと思うんだけどっ……。

 後頭部も抑えられて、身動きがまともに取れない。

 咲空さんに抱きしめられるのが嫌、というわけではないけど……私は新さんの彼女だ。