最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「私、背中支えてるので安心してください!」

 余計なお世話だとかは分かっているけど、今は抵抗しないでほしい。

 咲空さんの背中に腕を伸ばして、倒れないようしっかり支える。

 薬を持った咲空さんは、一瞬たじろいだ様子を見せる。

 でもしんどさには抗えないのか、小さく「ありがとな。」と言って薬を口にした。

「咲空さん、飲めましたか?」

「飲む事はできた……が、流石にまだしんどいな……。」

「そうですよね……! 今日はもう、帰ったほうがいいですよ!」

 この状態で仕事はできないだろうし、させたくない。

 無理は禁物とよく言うし、頭が痛いのなら尚更ダメだ。

 けれど、咲空さんはそれが嫌らしい。

「いや、あいつに頼まれてる仕事を大方終わらせねぇと……安心して休めねぇよ。」

「だからダメですってば! 咲空さんはもう帰ってゆっくり休んでください!」

「……だが、俺がしないと――」

「風羽さんには連絡入れておきますし、お仕事もしておくので大丈夫です!」

 咲空さんは相当仕事熱心な人なんだろうな、ここまで粘るだなんて。