最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 そのせい……って言っちゃダメだけど、最近は新さんと居られる時間が極端に少ない。

 そして追い打ちをかけるように、新さんのスマホが着信を知らせた。

「……おい翔葉、さっきテレパシー送ってきたの何なんだ。すぐに来いって……無理なんだが。」

《いや来いよ! お前、この前の旦那様が政府に渡す資料にミスがあったのにそのままにしただろ。そのせいで旦那様、怒り心頭だぞ。早く来ないとお前殺されるって。》

「行かない、って言ったらどうすんだ。」

《旦那様の使い魔で強制送還。》

「…………はぁ。」

 ピッと電話を切り、新さんは面倒そうにソファから立つ。

「……新さん、お父さんに怒られちゃうんですか?」

「悪い、聞こえてたか。」

 こくり、と正直に頷く。

 翔葉さんが本当に焦っているようで、大きな声だったからよく聞こえた。

 不安になって新さんを見上げると、ふっと微笑んだ新さんと視線が絡んだ。

 途端、ふわりと頭を撫でられる。

「用事が済んだらすぐに戻ってくる。ここで待っていてくれ。」