最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 だからこそ、新さんが嫌な気持ちをしちゃってるんじゃないかとか……心配になってしまうんだ。

 本当は、心配で心配でたまらないけど……。

 両手を握り視線を下げて、口ごもる私。

 そんな時新さんはやっぱり、優しく頭を撫でてくれる。

「嫌じゃない……と言えば嘘になるが、神菜の気持ちも分かっているから。確かに五十嵐、調子が悪そうだったもんな。今日はもう帰ってもらうか――……は?」

 真剣な表情でそう言ってくれる新さんだったけど、不意に動きを止めた。

 呆気に取られたような口調からは、動揺や不審が感じられる気がする。

「どうしたんですか? 何か、ありましたか?」

 率直に尋ねてみると、はぁ……と呆れたようなため息を吐き出す新さん。

 その様子から、何か新さんにとって不利益な事が起こったのだと分かった。

「あぁ……さっき翔葉からテレパシーで呼び出し食らった。ったく、何だって言うんだよ……呼び出し最近多すぎだろ。」

 悪態を吐くようにそう零す新さんに、私も呼び出し多いなぁと感じてしまう。