最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

【side神菜】

 咲空さん、大丈夫なのかな……心配だ。

 私は作業をしている間もずっとそう思っていて、時折手が止まりかけた。

 様子を見に行こうともしたけど、体調が悪いならあんまり話しかけなほうがいい。

 しかも咲空さんは頭を押さえている様子だったから、頭痛かもしれない。

 眠っているのなら悪いし、結局何の行動も取れずにいた。

「神菜?」

「は、はいっ。ど、どうしたんですかっ?」

 おもむろに新さんに名前を呼ばれて、急いで返事をする。

 心配をかけないように笑顔を向けると、新さんは一瞬目を伏せた。

「……あいつのこと、心配か?」

 そしてすぐ、心の中を見透かされた。

 凄いなぁ、新さんは。すぐに気付いちゃうなんて、流石としか言いようがない。

 そんなスマートなところも、かっこいい。

「……はい。体調が悪そうだったので……ごめんなさい。」

「どうして謝るんだ。謝る事じゃないだろ。」

「でも、嫌ですよね……私が、他の人のこと考えるの……。」

 私はお節介で、いろんな事が気になってしまう。