最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「あー……くっそ、まじで最悪……。」

 そんな神菜に、格好悪いとこ見せた。それだけで死にたくなる。

 好きな奴には格好良いところばかり見せたいのに、何一つできていない。

 俺はやはり……恋をするのに向いていない。

 改めてそう思い、もう一度ため息を吐き出した。

 それは自分になのか、この現状になのかは分からなかった。



 いつの間にか眠ってしまっていたんだろう、少し軽くなった瞼を開いた。

 相変わらず頭は重たいままだったから、抑えながら上半身を起こす。

 その時に、聞こえるはずのない声が聞こえた。

「咲空さん、大丈夫ですか……?」

「……かん、な? 何で、ここに……――っ。」

 ズキッと、鋭い痛みが頭に走った。

 そのせいで体制を崩し、もう一度ソファに横になる。

 それを見た神菜が焦ったような、困ったような表情を浮かべながらこっちに駆け寄ってきた。

「大丈夫……じゃないですよね……。私、薬持ってるので持ってきますね! ちょっと待っててください!」

 俺の質問が聞こえていなかったのかは分からないが、真剣な表情を浮かべて部屋を出て行った神菜。