最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 鍵をかける余裕もなく、倒れるように近くのソファに寝転ぶ。

 その瞬間にぐわっと頭痛が襲ってきて、耐えきれずはーっと息を吐いた。

 頭が重てぇ……痛すぎんだろ……。

 徹夜が響いた? ストレスが溜まりすぎた?

 ……それすらも考えられない。

 寝ようにもひどい頭痛のせいで、寝られない。

 薬を飲もうと思っても立ち上がる気力もわかなくて、結局ズキズキ痛む頭を抑えるだけだった。

 今まで十八年間、ここまでの頭痛に悩まされた事はなかった。

 どれだけハードな仕事でもこなしていけれたし、苦だと思った事は少なかった。

 それでも今ここまで悩まされているのは、心の拠り所を見つけたからだろうな……。

 元宮神菜。あいつは俺の好みを唯一、引かずに受け入れてくれた。

 可愛いもんが好き。甘いもんが好き。逆に苦いもんは嫌い。

 俺みたいな男が持ってはいけない好みを、気持ち悪がらずに肯定してくれて。

 ……それが、ダメだったんだ。

 俺は神菜に救われすぎて、今まで苦だと思わなかった事でもすぐに音を上げるようになった。現にこうなっているから、説得力はあるだろう。