最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 それがなんだか無性に腹立たしくて、舌打ちしそうになる。神菜が居るからしないが。

 だが……神々が手を貸してくれるのは、正直ありがたい。

 本人には絶対言わないが、神々は苛立つ隙もないほどハイスペック。

 自分の仕事が減るのなら、この際は神々の手も借りよう。

 ……本当は、神菜だけでいいんだがな。

 そう思うのは俺の中じゃ、必然的だった。



 あれから何十分経っただろうか。それすらも分からないくらい意識が朦朧としていた。

 くそっ……すげぇ眠い。

 一昨日から徹夜だったら当たり前だ。瞼が重たくなって仕方ない。

 あと少しなんだ。この資料を終わらせれば、仕事が終わる。

 何度もそう言い聞かせる事で、意識を集中させようとする。

 ……が、睡眠欲には抗えない。

「悪い。少し眠らせてくれ……。」

 この二人に任せきりにするのは少々気が引けるが、今は体が言う事を聞いてくれそうにない。

 このままじゃ倒れるかもしれない。

 直感的に思ったから、ふらふらと覚束ない足取りで返事を聞かないまま奥の部屋に入った。