最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 助っ人、だと……?

 誰の話だ……?と不審がりながらも、当てがありそうな奴らを思い浮かべてみる。

 同じ立場の小鳥遊か宵闇、成生や皐月とかか……? いや、上二人は来ないだろうな。グループが違うし。

 だが成生、皐月が来るとも考えにくい……。あいつらめんどくさがりだし、頼まれても拒否るだろ。

 だったら誰が……。

 疲れ切った頭でとにかく考えていると、不意にZenith室の扉が開かれた。

「こんにちは咲空さん! 助っ人として来ました!」

 ……聞き慣れ過ぎて、間違うはずがないよく通る声。

 俺の恋焦がれている奴が来てくれたと思い、勢いよく顔を上げる。

 途端、リアルに「うげ……。」と声が出た。

「資料はどこだ。さっさと渡せ。」

 俺の恋焦がれている奴、もとい神菜の背後に……ライバルである神々が居たから。

 助っ人……どうせ風羽は神菜だけに頼んだんだろうが、過度な心配性の神々がついてきたんだろう。

 ほんっと、とことんついてねー。

「……神々だけ帰れ。」

「無理に決まってる。お前も案外抜け目ない奴だから、神菜と二人きりにさせたくない。」