最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 逆にこっちが引いてしまうほどの勢いで、答えた年下組に呆れが出る。

 他の三年もそうらしく、困った様子で見守っていた。

 ……まぁ、大半が神菜への恋慕だったけど。

「……二年と一年うるさいよ。給湯室まで声聞こえてきてたんだから、もうちょっと静かにしてね。」

 今日何度目かも分からないため息を吐きかけると、代わりというように空衣が給湯室から帰って来た。

 あいつ……何しに行ってたんだろ。

 花火見始めた直後から姿見てなかったけど……あぁ、なるほど。

 疑問を抱きながら視線を動かすと、空衣の手にはいくつかの紅茶が乗ったトレーが握られていた。

 僕の視線に気付いた空衣は、ふふっと敵意を向けるような視線を送ってきた。

「そろそろ紅茶入れないとって思ってたからね。ほら、神菜が好きって言ってたアールグレイだよ。」

「わっ、ありがとうございます! 天さんっ。」

「どういたしまして。」

 空衣……面倒な奴。

 ガキみたいな挑発をかましてくる空衣に、舌打ちしそうになった。

 ……危な、神菜がいるところで本性出すところだった。