最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

『やだっ……やめてよっ……!』

 ……かっちゃんはあんな事、絶対しない。

 何よりかっちゃんには、昔の事を未だに引きずってる男だって思われたくない。

「うん、いいよ。」

 だから、どうしても強がっちゃう。

 僕の言葉にかっちゃんは相当嬉しそうに、ぱあっと顔を輝かせた。

「ありがとう和向君! それじゃあ、失礼します……!」

「……っ。」

 ふわっと、綿が落ちてきたのかと錯覚しかけた。

 触られているのは、かつて本当に取られてしまいそうだった猫耳。

 やっぱりかっちゃんは優しいね。

 ……でも、どうして分かったんだろう。僕、何も言ってないよね?

「どうして頭、撫でてるの……?」

 耳にはほんの一瞬触れただけで、すぐにかっちゃんの手が落ちてきたのは頭の上。

 疑問をつい、そのまま口にする。

 だからなのか、かっちゃんは切なそうな表情を浮かべた。

「もふもふしていい?って聞いた時、和向君が苦しそうな顔してたから……かな。もしかして、頭も嫌だった?」

「……ううん、嫌じゃない。もっとして、かっちゃん。」