最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 ……それにしても、新さんってほんとかっちゃんに甘いよね~。

 甘いっていうか、愛してるからこそ甘くなるっていうか?

 新さんが笑う事なんて、なかった。

 今まではいつも近寄りがたい雰囲気を出していて、誰とも関わりたくないって意思表明をしてて。

『僕は、ダメな奴なんですよっ……。猫族の中で、一番の出来損ないで……っ、でも、それが僕の性格なんだって……受け入れるしか、なかったんです……えへへ。』

『――笑うな。無理に笑っては、お前の心が余計に傷つけられる。』

『え……でも、僕はこうじゃなきゃみんなに呆れられちゃうんです。』

『なら、俺の前では無理に笑うな。Anarchyに来い、お前は昔の俺とよく似ている。』

 Anarchyは中学の頃から入ってたけど、その時は今ほど簡単に入れる気軽な組織じゃなかった。

 ましてや、中学生で幹部入りなんて。

 新さんは当時Anarchyに入っていた中学生の誰よりも力があって、だから僕の幹部入りも果たされた。

 あの時から僕は……かっちゃんと同じくらい、新さんを尊敬している。