最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

【side和向】

 まさか、こんなにお客様が来るなんて思ってなかったな~。

 ……と、呑気にできるほど暇じゃない。

 僕はこの夏休み、実家に帰省してお手伝いをしている。

 僕のお家はカフェをやってて、長いお休みの時は今みたいに混雑するからお手伝いに来なきゃ人手が足りない。

 従妹のゆとりちゃんもお手伝いにちょくちょく来てくれて、なんとか手が回っている状況だった。

 でも、もう少ししたらこのラッシュが落ち着く時間帯。

『な、和向君っ!?』

 ……だけど、かっちゃんたちが来るなんて想定外だった。

 僕としては嬉しいし、かっちゃんの顔が見れるだけでも全然良いんだけど……新さんがなぁ。

 目、怖いんだよね……あはは。

 もしかしたら昨日報道された特集で来てくれたのかもしれない、なんて一人予測しながらその二人のところへメニュー表を持っていく。

「これ、メニュー表だよ~。決まったらベル押してくれたらいいからね~。」

「ありがとう、和向君っ! ……わぁっ、美味しそうなのがいっぱい……!」