最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「眼福すぎ……。」

 えっ、えっ……?

 何が起きているのか理解できなくて、狼狽える。

 新さんも私同様に理解が追い付いていないらしく、私を抱き寄せつつ周囲を警戒している。

 でもその時、鎮める声が飛んできたんだ。

「あのお客様の対応は任せて、ゆとりちゃんは他のお客様の対応に回って。今行きます~!」

 驚いた店員さんにそう伝えてから、私たちのところへ駆け寄ってくるその店員さん。

 ……私は反射的に、素っ頓狂な声を零した。

「な、和向君っ!?」

「え、かっちゃん……!? 新さんも……だからか。」

 だって……その店員さんは、猫耳と尻尾を生やした状態の和向君だったから。

 和向君、このカフェで働いてたんだ……。

 昨日の特集では報道されていなかったから、全く知らなかった。

「おーい和向、何かあったのか……――も、元宮様と神々様!?」

 次に出てきたのはコックさんらしき人で、さっきの店員さん同様驚いている。

 けど和向君は至って落ちついた様子のまま、そのコックさんに説明していた。