最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 ……まぁ、今は神々に譲るか。

 神菜の隣に、傍にいたい気持ちはあるけど……僕はもう、ヘマはしないって決めたから。

 今だけは、神々の好きなようにさせてやろう。

 もし神々が神菜に何かしたら……容赦なく奪うけど。

「花火、終わっちゃいましたね……。」

「そんなに気に入ったのか?」

「はい……。自分でも、子供らしいとは思ってるんですけど……やっぱり、また見たいなって……。」

 全ての花火が打ち終わったのか、しゅんと落ち込んだ様子の神菜がAnarchyの連中と一緒に入って来た。

 悲しそうなその表情に、切ない痛みが走った。

 あぁ、僕ならめいっぱい見せてあげるのに。神菜が望むなら、僕は何にでもなれるのに。

 ……でもそう言うのはまだ、僕の役目じゃない。

「それならまた今度打ち上げてやる。楽しみに待っていてくれ。」

「ほ、本当ですかっ……!?」

「あぁ、もちろんだ。」

 ほら、神々が言ったら神菜はすぐ笑顔になる。

 きっと僕が言っても警戒されるだけ。

『来栖さん……やめて、ください……。』