最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 そうは言うけど、新さんは意地悪っぽい笑みを浮かべている。

 だけど本当に申し訳なさを感じる瞳だったから、何も言えなくなってしまった。

 ……それに、元はと言えば私が最初に仕掛けた事だもんね。

 新さんが謝る事ではないし、私だって満更じゃなかった。

「……新さん。」

「ん? どうした?」

「か、帰ったら、ぎゅーだけじゃなくて……き、キスもしますっ……。その時は、自制?とかは気にしなくていいのでっ……。」

 私には自制の意味はよく分かっていない。

 でもきっと、新さんにとっては苦い顔をするほどの重大な事らしい。

 ……だったら、我慢しないでほしい。

 新さんになら何をされたっていいし、新さんと一緒に居られるだけで幸せだから。

「……その言葉、覚えとく。神菜も、覚えとけよ。」

「もちろんですっ!」

 自分が言った事には責任を取りたいし、何より自分から言い出した事だもん。

 大きく首を振って頷くと、新さんは満足そうにふわっと微笑んで。

「もし何かあったらすぐに連絡するんだぞ。それと、疾風に何かされた時も。」